願いの背景
わたしの人生は、「ふつう」とは少し違うところにありました。
幼い頃、病気で長く入院生活を送り、親元を離れて過ごしました。
自由に動くことも、大切な人に会うことも、未来を思い描くことも、
当たり前ではない日々でした。
でもだからこそ、わたしは「想像する力」を育ててきたのだと思います。
会いたい人を思い描き、幸せを願い、まだ見ぬ未来を心に描くこと。
現実の中にないものを、心の中に創ることで、前を向いてこれた。
わたしにとって「創造すること」は、生きることそのものでした。
そして今、それは他者の願いに寄り添い、
まだ形にならない想いや、これから訪れる未来を一緒に体感することへとつながっています。
思想のうまれた場所
わたしは、「未来は体験できる」と信じています。
たとえまだ実現していないことでも、
まだ名前すらついていない願いでも、
構造や感覚をとおして、わたしたちはそれに“触れる”ことができる。
それが、「未来体感デザイン」というわたしの実践であり、
この場所に流れている思想です。
願いは、ただ叶えるだけのものではありません。
他者と共有され、拡張されていくことで、
世界のかたちすら少しずつ変えていく。
わたしが関わるすべての制作や対話は、
その思想の上にそっと置かれています。
わたしが、ここをひらく理由
わたしは日ごろ、Web制作会社の代表を務めています。
言葉を届けるための構造。
想いを受け止める器としての構造。
その設計を、現場でずっと考え続けてきました。
でも、いつからか感じるようになったんです。
「届けること」と「願いに触れること」は、
同じ構造では担えない瞬間がある、と。
その枠を超えた、もっと曖昧で、もっと個人的で、
まだ言葉にならない感覚を扱うには、別の空間が必要でした。
会社ではできない速度や温度、
曖昧なままでも差し出せる対話の空気、
ただの依頼と納品では終わらない関係性。
それらを大切にしたくて、
わたしはこの「個人の場所」をひらいています。
わたしの現在地と、これから
この場所で重ねてきた実践は、
「思想を構造にする」挑戦であり、
「誰かと未来を照らし合わせる」実験でもありました。
- 想いの根っこを構造に落とし込むWebや記事の設計
- 言葉にならない願いに寄り添う伴走
- 感覚に残る体験としての編集
- 感情や問いを他者と共有する言葉のデザイン
そのすべてを通して、ひとつの確信があります。
「書くことは、未来のプロトタイプになりうる」
いまこの瞬間も、わたしは問いかけています。
何が本当に「伝わる構造」なのか。
どんな関係性なら、人は自分の願いを差し出せるのか。
ここは、そうした問いに実践で向き合い続ける場です。
この場所にふれてくれたあなたへ
もし、あなたの中にまだ言葉にならない願いがあるなら。
もし、「自分の未来がどんな構造を持ちうるのか」探しているなら。
わたしは、その感覚にそっと触れさせてもらいたいと思っています。
このページは、ただの自己紹介ではありません。
“あなたがこの場所にふれるとき、何かが芽吹くかもしれない”という予感の装置です。
そしてそれがいつか、
あなた自身の「誰かに未来を感じさせる構造」へとつながっていくのなら。
こんなに嬉しいことはありません。
未来体感デザイナー/構造設計・言葉の編集・Web制作会社代表
願いを設計して、未来を体感させる。
まだ言葉にならない願いを、未来のかたちへと変換する活動をしています。